鉢植えのテロリスト的存在のくちなし。秋の香りがキンモクセイなら、春の香りはくちなしでしょう!!
咲くほどに、甘い香りを堪能させてくれるクチナシ。
強い香りが苦手な方は、手を出してはいけないお花ですが
むしろ、切り花でカサブランカがお好きならば、きっと気に入っていただける香りのお花です!
一般的には5号の鉢(直径15センチ)の鉢植えが多いんですが、
なんだかやっぱりさみしいんです。気持ち的に、もう少し大きなものが欲しい。そんな風に思ってました。
ただ、クチナシの生産は、年々下降気味で、やめてしまう方がとても多いんです。
時間がかかる割には、採算ベースに乗せにくい。そんな葛藤の中、作るのを辞めてしまう方が多いんです。
そんな中で、栃木の若手生産者である竹原さんが、クチナシの生産を今後力を入れていくとのこと。
早速、大鉢を作ってみよう!ということで、今回、希望の大きさに仕上げてもらうことができました。
クチナシの魅力は、八重咲きの花と、甘美な香り。そして、意外と寒さにも強いとこ。
さらに言うと、日当たりの悪いお庭やベランダでも、良く咲いてくれるんです。どちらかというと、半日陰が好きなお花。
もちろん、日向にあるからと言って、枯れて死んでしまうことは無いけれど、半日陰のほうがコンディションは良いんです。
例えば、ベランダにクチナシを飾っておくと、こんな出来事が起こります。
日曜日の朝、すこし遅めに目を覚ましたあなたは、外の空気を室内に取り込もうと、窓を開けた瞬間
クチナシの香りが部屋に舞い込んできて、なんだか少しだけハッピーな気分になる。
残業続きで、疲れて家に向かう22時30分。あの角を曲がれば我が家ってところで、ほのかに香りが。
ん?と思いながら歩いていくと、あなたの家の前だけが、素敵な香りで包まれている。
深呼吸して、家のドアを開けたら、少し元気に「ただいま!」が言えたあなたがそこにいます。
たかが香り一つなんですが、クチナシの香りにはリナロールという鎮静効果の高い成分が入っています。
気持ちを穏やかにしてくれるから、この香りを魅力に感じる方が多いんだと思います。
お届けは、9号(27センチ)の大きな鉢。基本的にはツボミが大きくなってきたころの出荷となります。
香りのお花は室内で楽しみたくなってしまいますが、できるだけ室内ではなく、戸外で育ててくださいね!
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最終背丈:1m前後ですが、日本だと50センチほどで止まります。
開花時期:春〜夏
育てやすさ:★★★★★(初心者OK)
置き場所:半日陰
肥料:一般的な化成肥料を気温15度〜20度の頃に。(春と秋かな)
消毒:青虫がつくので、土の上に固形の殺虫剤を置いておくと良いです。
耐乾性:そこそこ耐えます
耐湿性:そこそこ耐えます
※お水が好きな植物なので、乾くか乾かないくらいの時に水やりしてください。
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春〜夏:開花(自然咲きは初夏)
夏〜秋:葉だけの状態になります
秋〜冬:葉だけの状態になります
冬〜春:通常は葉がありますが、寒いと落葉します
(寒冷地では室内で越冬させてください)
耐寒温度はマイナス5度くらいまでです。
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